CDSBについて

CDSB(Climate Disclosure Standards Board)は、企業の気候変動情報開示の標準化を目指して世界的なフレームワークを構築し有価証券報告書などにおける気候変動情報の開示を進めている。CDSBは企業や環境関連のその他機関によるコンソーシアムであり、監査法人や企業、標準化機関、規制当局と綿密なパートナーシップのもと活動している。

CDSBは、気候変動情報開示に関して現在広く世界で活用されているプロトコルや基準に基づいて枠組みを提案しており、新しい基準を作成することが目的ではない。財務情報と気候変動情報をリンクするために、どのように現状の基準や活動を改善していくか、また規制の変化に対応していくかを、さまざまな機関と共同で考えていくための組織である。

CDSBの目標は、政府やその他機関に気候変動報告フレームワーク(CCRF:Climate Change Reporting Framework)や関連情報を提供し、信頼性、透明性のある情報をしっかりとした意思決定に活用してもらうことにある。CDSBの活動は、情報の透明性、信頼性を確保し、金融市場により安定性をもたらすために行っている。

CDSBは、企業の国際的な情報開示の枠組みを作成し、この枠組みでは気候変動リスクと機会、排出量、排出削減戦略、株主への影響についての開示を求めている。この国際的な報告枠組みは、企業の財務パフォーマンスや有価証券報告書の情報とリンクするように、作成している。

CDSBは以下の8団体のパートナーシップで構成されている。

  • Californian Environmental Resources Evaluation System (CERES)
  • Carbon Disclosure Project (CDP)
  • The Climate Group
  • The Climate Registry (TCR)
  • The International Emissions Trading Association (IETA)
  • World Business Council for and Sustainable Development (WBCSD)
  • World Economic Forum (WEF)
  • World Resources Institute (WRI)

企業が気候変動情報開示を有価証券報告書内で行えるようにするため、これらの機関が共同で枠組みを作成している。

CDSBは新しい基準を作るのではなく、主要な報告書内での開示に活用できる、世界的に統一されたフレームワークを作ることを目的としている。この目的のために、世界中のさまざまな気候変動関連の情報開示の義務的な制度、自主的なスキームに共通した基本的な特徴を活用し、これらの特性やベストプラクティスを統合、補完して財務報告における情報開示の標準化を進めていく。